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稲作 畑作 現地勉強会
5月14日。稲作畑作現地勉強会行なわれました。
当日、勉強会会場にもなった北杜市大泉町で自然栽培の畑作稲作に取り組んでいる
「ゆいまる農園」高橋さんからのご報告記事です。



5月14日。稲作 畑作 現地勉強会が行われました。
今回は、北杜市にある3名の実践者の圃場を観察しました。

【日時】5月14日(水)13:00~
【場所】1. 八ヶ岳南麓ファーム(北杜市大泉町。八巻さん)
    2. ゆいまる農園(北杜市大泉町。高橋)
    3. キノカフェ(北杜市白州町。井波さん) 
【参加者】14名

まずは、大泉町にある八巻さんの圃場を観察しました。

写真1
コマツナです。(4/12播種。1ヶ月間、2重不織布をべた掛けで管理。)
虫食いもほとんどなく順調に生育しています。


写真2
僅かですが、ところどころ葉の黄ばみが見受けられます。
コマツナは「葉が黄ばみだすと肥切れのサインで、それ以上は大きくならない」
というのが実践者の共通認識のようですが、この圃場では毎年ちゃんと生育するそうです。
なぜうまくできるのか、今後も違いをウォッチしていきたいですね。

写真3
稲の育苗の様子です。順調に生育しています。

写真4
よく見ると、僅かに立ち枯れ病がでていました。
食酢を500~1000倍に薄めて散布すれば大きな問題にはならないそうです。

写真5
写真6
踏み込み温床です。
落ち葉、わら、米ぬかをミルフィーユ状に重ねて発酵させ、
その熱を使って育苗しています。
ナス、ピーマン、キュウリの苗が所狭しとならんでいました。

写真7
ナスの定植を実践していただきました。
毎年、レタスが終わった後のマルチを再利用してナスを定植しているそうです。
時期が早くレタスの収穫前でしたが、勉強会ということで特別に実践してくださいました。
ナスは、水を要求する作物ですので、雨水が集まりやすいよう、植穴をすり鉢状にして
中心に苗が来るように定植します。

写真8
毎年、レタスやダイコンがよく欠株するそうです。
犯人は、根切り虫(写真にも写ってます。右下の湿った所)。
補植しても、再びやられてしまうことがあるそうです。

写真9
ニンニクです。ひざ上まで伸びており立派に育っています。
例年より、定植時期を早めた(9月下旬@標高850m)のが良かったそうです。

写真10
ジャガイモです。前回の勉強会で取り上げた「逆さ植え」を実践しています。
(逆さ植え → 芽の多い頭を下にして植え付け)

写真11
試しに1つ掘り出してみました。
確かに、下から上に芽が吹いています。
収穫時にも どうなっているか観察してみたいですね。

写真12
粗代掻き後の田んぼの様子です。
今年は、田植2週間前の「粗代掻き」という工程を追加しています。
(昨年までは、田植3日前の代掻き1回のみ)

自然栽培では、代掻きを浅く行うことで下層に粗い土塊を残します。
そうすることで、水の通りが良くなり、水に含まれる酸素や養分が根に良くいきわたるようになります。

しかし、土塊が多く残っているため、苗が刺さらず、毎年 多くの欠株に悩まされてきたそうです。
今年は、岩手の実践者にならって、代掻きの回数を増やすことで改善を試みています。


次は、同じ大泉町にある私(高橋)の圃場を観察していただきました。

写真13
恒例のトマトの定植の様子です。トマトの生産量の多い小黒会長にレクチャーしていただきました。

まずは、苗の観察です。
葉色、葉の立ち具合、苗の大きさ、根の回り方などをチェック。
写真14
これが、小黒会長のにとっての理想の苗です。
葉色が濃く。節間が詰まっていて。葉が水平。根は回りきっておらず白い。
この状態の若苗であれば、根が活着するまでのエネルギーロスが少なく横植えしなくても良い結果が得られるそうです。

ちなみに、横植えは老化してしまった苗の救済に有効とのこと。
さっそく老化させてしまった私の苗を使って横植えを実践していただきました。
写真15
写真16

写真17
コマツナです。(4/15播種、不織布なし)
八巻さんのコマツナに比べ虫食いが多いですが、それ以外は順調に生育中。
不織布をべた掛けすれば虫食いも防げるそうです。


次は地温測定です。
私の圃場は、10年以上 除草のために草だけを耕うんし続けた休耕田で、
今年から畑として使っています。
その場で 穴を掘り10cm刻みで地温を測定しました。

写真18
なんと!50cmまで掘ると、水が湧き出てきました。
地温は、地表から25℃ → 21.9 → 18.1 → 15.5 → 15.1 → 13.8(気温 24.3℃)
温度の下がり方にムラがあり、耕板層の影響などが考えられます。
周囲に植えてあるホウレンソウの生育が悪かったのですが、これらの結果が関係していそうです。
畑として使っていくには、作物を選ぶ必要がると感じました。

その後、粗代掻きを実践し、私の圃場は終了。


最後に、白州町にある井波さんの圃場を観察しました。
写真19
コマツナです。(4/15播種。不織布なし)
どういうわけか、ほとんどが欠株で育っていません。

今回、3名の圃場でコマツナを観察しましたが、全て同じ種(同一圃場で自家採取した種)、同時期に播種したものです。他2名のコマツナを見る限り種に問題はないので、土壌や環境の違いが影響していると考えられます。次は土壌分析などで比較してみたいですね。

写真20
最後に地温測定です。
土を掘ると地下40cmあたりから土色の違う層が出てきました。
地温は、地表から21.2℃ → 18.8 → 16.7 → 14.6 → 14.9(気温 20.8℃)
土色の違う層のあたりで温度が上がっているようです。


今回、実験的に同じ種を複数の圃場で同時栽培して比較しました。
それぞれに違いがあり、良い管理方法や土壌・環境の影響が見えてきて、よい勉強になったと思います。
さらに条件(管理方法など)を統一していけば、より細かな違いも見えてきそうです。
また取り組んでみても良いかもしれませんね。

参加者の皆さん。
時間が押している中、最後まで お付き合いいただきありがとうございました。









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畑作部会 | 23:21:06

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